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2008年12月03日

vol.29 伸張反射は逃避反射であり、、、共同運動パターンとの関係はどうなのでしょうか?

こんばんは。

今、カテゴリーの整理をしていましたら

学生さんからコメントがありましたのでお答えします。

中枢性の疾患で麻痺が起きたときのことを指摘していただいたのですが

脊髄反射の受容器が抗重力筋に多いから

上肢が屈曲、下肢が伸展優位になるというのはこれは

微妙な説明であると思います。

伸張反射とはすなわち逃避反射

熱い物にさわればひっこめますよね

画鋲でも踏めば、思わず足が引っ込む

で、これはどちらも屈曲ではありませんか?

ですから、抗重力筋に固有受容器が多いということには

ならないと思います。かなり強引な説明に過ぎないと考えます。

これが脊髄レベルでの問題になる脊髄損傷であれば

また説明は異なりますが

原因が錐体路にある場合には

脊髄に直接の問題は起こりにくいため

そのことで反射弓の説明を持ち込むことは危険な判断であると

私は思います。

たとえば足間代という現象も

麻痺が重度であったり、いわゆる脱抑制という状況

すなわち全身が硬く持続的な強度な緊張が見られる場合には

全身どの筋肉でもいわゆる間代という現象がみられます。

このことは、申し訳ありませんが

何が優位とかの説明では全く解釈が成立しません。

すなわち、

固有受容器、言い換えれば筋紡錘、腱紡錘というものは

すべての筋にあるものです。

受容器の数で、それが屈曲優位とか伸展優位とか

説明するよりは

実際のあらゆる生命体の

特に四つ足動物から進化したものが人間ということで

その前脚、後脚のはたらきということから

説明していくことのほうが、明らかに普遍的な事実であると

思います。

すなわち、人も2足歩行はしていますけれど

実際に脊髄の髄節レベルの絵などをみれば

当然のように四つ脚歩行をする状態での

犬や猫と一緒にしてはいけませんけど

同じ神経支配になっているのですから

そちらから、考えるようにすべきであると思います。

あくまでも、四つ脚動物では

猫でもそうですよね、飛び上がる力は後ろ足です。

だけど、前脚は器用に曲げたりしていませんか?

そういうものと人の身体は一緒であるとすべきです。

進化の過程で、固有受容器の数にばらつきができる可能性は

決して否定できませんけど、、、

引っ込め反射はどういう動きでも生じるはずです。

それが上肢伸展に対して反応速度が特別に

遅くなったりすることはありえないように思っています。

答えになっていないのかも知れませんけど

私は、病気から判断することは行いません。

日常、誰にでも起こりうる状況から判断するようにしていますので

おそらくは、私の説は、比較的万人受けするものと思っています。

では。
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posted by 寅×3(トラさん) at 00:16| 長野 晴れ| Comment(0) | コメントへの回答など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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